最近、Wi-Fiの接続が不安定だったり、インターネットランプがつかなかったりといったトラブルに直面していませんか?
バッファローのルーターが勝手に再起動を繰り返す、あるいは再起動が遅いと感じることもあるかもしれません。
この記事では、バッファローのルーターの再起動に関する様々な問題の原因と、その具体的な対処法をプロの視点から解説します。
- ルーターのトラブル時に確認すべきポイント
- ルーターが再起動を繰り返す原因と解決策
- 正しい再起動の手順や、適切な再起動の頻度
- 再起動しても解決しない場合の最終的な対処法
バッファローのルーターが再起動を繰り返す原因と対処法

ルーターが繋がらない原因は再起動で解決できるのか

ルーターがインターネットに繋がらない、接続が不安定といった問題の多くは、再起動によって解決できる可能性が高いです。これは、ルーターの内部に溜まった不要なログをクリアしたり、熱を放散させたりする効果が期待できるためです。
また、多くの機器が接続することで発生する電波干渉も、再起動によってルーターが自動的に空いているチャンネルに切り替えることで改善されることがあります。
ただし、ルーターが故障している場合や、インターネット回線自体に問題がある場合は、再起動だけでは解決しないため、原因を切り分けることが重要です。
再起動は電源を入れ直すことで、内部の設定はそのまま維持されます。
一方、リセットはルーターを工場出荷時の状態に戻すため、インターネット接続に必要なIDやパスワードなど、全ての初期設定をやり直す必要があります。安易にリセットボタンを押さないように注意しましょう。
インターネットランプがつかない場合の確認手順

インターネットに繋がらないトラブルで、特に注意が必要なのが、ルーターのインターネットランプがつかない場合です。このランプが消えているのは、ルーターがインターネット回線と接続できていない状態を示しています。
まず、以下の点を確認してみてください。
- 配線が正しく接続されているか
モデムとルーターをつなぐLANケーブルが、ルーターの「INTERNET」ポートにしっかり差し込まれているか確認しましょう。ケーブルにゆるみや断線がないかもチェックしてください。 - ONU(モデム)の状態
ONU(光回線終端装置)のランプが正常に点灯しているか確認します。ONUに異常がある場合は、契約しているプロバイダーに問い合わせる必要があります。 - 動作モードが適切か
ルーターをブリッジモード(APモード)や中継器として使用している場合、インターネットランプは点灯しないことがあります。
ネットワーク機器の再起動手順

一時的な不具合であれば、ネットワーク機器の再起動で解消できることがほとんどです。ここでは、正しい再起動の手順をご紹介します。
モデム、ルーターの順番に再起動するのがポイントです。逆の手順で行うと、インターネットに接続できなくなる場合がありますので注意してください。
具体的な手順は以下の通りです。
- モデムとルーターの電源を、ACアダプターをコンセントから抜くことでオフにします。
- そのまま1分ほど待ちます。
- まずモデムの電源をオンにし、モデムの再起動が完了するまで待ちます。(ランプが正常に点灯するまで)
- 次にルーターの電源をオンにします。
- 接続が安定するまで数分待ってから、インターネットに接続できるか確認します。
自動で再起動する設定になっているか確認

ルーターが勝手に再起動を繰り返す原因の一つとして、意図せず再起動を自動化する設定が有効になっている可能性も考えられます。
これは、長期間ルーターを使用していると、動作が不安定になったり通信速度が遅くなったりするのを防ぐために、特定の時間帯に自動で再起動するように設定する機能です。
この設定は、ルーターの管理画面から確認・変更できます。もし頻繁に再起動が起こって困っている場合は、この設定が有効になっていないか確認してみましょう。
自動再起動の設定方法は、機種によって異なるため、取扱説明書を参照するか、バッファローの公式サイトで確認してください。
繋がらない時に役立つ再起動の頻度

ルーターの再起動は、インターネットが繋がらないときに試すだけでなく、定期的に行うことでトラブルを未然に防ぐことにも繋がります。特に推奨される頻度は決まっていませんが、一般的には半年から1年に一度を目安に再起動を行うことをおすすめします。
定期的な再起動には、以下のようなメリットがあります。
- 熱の放散
長時間稼働でルーターが熱を持つと、動作が不安定になることがあります。再起動時に電源をオフにすることで、熱を放散させることができます。 - アクセスログのクリア
ルーターの内部に溜まった不要な通信記録を消去することで、動作が安定しやすくなります。 - チャンネルの再調整
周囲のWi-Fi環境の変化に合わせて、ルーターが自動で最適なチャンネルを再設定してくれます。
再起動が遅いと感じた時のチェックポイント

再起動を実行しても、なかなかインターネットに繋がらず、完了するまでが遅いと感じることがあるかもしれません。このような場合、いくつかの原因が考えられます。
まず、再起動が遅いと感じる主な理由を以下にまとめました。
再起動が遅くなる主な理由
- ファームウェアの更新
ルーターが再起動時にファームウェアの自動更新を行っている場合、完了までに時間がかかります。 - 接続機器の多さ
ルーターに接続されている機器の数が多いと、再起動後の処理に時間がかかることがあります。 - 回線やルーターの不具合
回線自体が不安定だったり、ルーターが熱暴走や故障している場合にも、再起動が正常に完了しないことがあります。
再起動の遅さを解消するために、ファームウェアが最新版になっているかを確認してみましょう。ファームウェアが古いと、ルーターの動作が不安定になる原因になります。もし最新版ではない場合は、ルーターの管理画面からオンラインアップデートを行い、ファームウェアを更新してください。
ルーターの不具合はバッファロー再起動で改善できるか
- 勝手に再起動を繰り返す原因とファームウェア更新
- 繰り返し再起動する時の確認すべき電源
- AOSSボタンでの再起動時の注意点
- 接続が頻繁に切れる時の対処法
- バッファロー ルーター 再起動で解決しない場合の最終手段
勝手に再起動を繰り返す原因とファームウェア更新

ルーターが勝手に再起動を繰り返すという症状は、多くのユーザーが経験するトラブルの一つです。これにはいくつかの原因が考えられますが、特に多いのがファームウェアの不具合です。
古いファームウェアのバージョンが、何らかの理由でシステムの不整合を引き起こし、再起動を繰り返すことがあります。
この問題を解決するには、まずファームウェアを最新版に更新することが最も有効な手段です。ファームウェアの更新によって、既知の不具合が修正され、ルーターの動作が安定するケースが多いためです。
更新はルーターの管理画面から行うのが一般的です。ファームウェアの更新中は絶対に電源を切らないように注意してください。途中で電源が切れると、ルーターが故障する原因になります。
繰り返し再起動する時の確認すべき電源

ルーターが繰り返し再起動する原因として、意外と見落としがちなのが電源周りの問題です。
以下の点を確認してみてください。
- ACアダプター
純正ではないACアダプターを使用していると、電圧や電流が不安定になり、ルーターの動作に悪影響を及ぼすことがあります。ルーター本体に記載されている規格と、ACアダプターの規格が一致しているか確認しましょう。 - 電源ボタンの不具合
一部の機種では、電源ボタンが物理的に不良なために、わずかな接触で電源がオフになるという事例も報告されています。 - タコ足配線
一つのコンセントに多くの機器を接続していると、電圧が不安定になり、ルーターが正常に動作しないことがあります。ルーターのACアダプターは、単独のコンセントに接続することをおすすめします。
AOSSボタンでの再起動時の注意点

バッファローのルーターには、aossボタンが搭載されている機種が多くあります。このボタンは、無線LAN接続を簡単に行うための機能ですが、再起動の方法の一つとして使うこともできます。
ルーターの再起動は、AOSSボタンを3秒ほど長押しすることで実行できます。WIRELESS(SECURITY)ランプが2回点滅し始めたらボタンから手を離し、しばらく待つと再起動が完了します。
ただし、AOSSボタンを押しすぎると、意図せず無線設定がリセットされてしまう場合があります。ランプの点滅を確認したらすぐにボタンを離すようにしてください。
接続が頻繁に切れる時の対処法

無線接続が頻繁に切れる場合、単なる再起動だけでは根本的な解決にならないことがあります。考えられる原因と対処法は多岐にわたりますが、まずは以下のポイントを確認してみましょう。
接続が不安定になる原因と対処法
原因 | 対処法 |
Wi-Fiの周波数帯域の混雑 | ルーターが5GHz帯に対応している場合、接続を2.4GHz帯から5GHz帯に切り替えることで、電波干渉を避け安定させることができます。5GHz帯は速度が速い一方で障害物に弱い特性があります。 |
ルーターの設置場所 | ルーターは電波が同心円状に広がるため、家の中心や見晴らしの良い場所に設置するのが理想的です。水槽や家電、金属製の家具などは電波を遮る原因となるため、ルーターから離して設置してください。 |
ファームウェアの不具合 | ファームウェアのバージョンが古いと、接続が頻繁に切れる不具合が発生することがあります。最新版にファームウェアを更新することで解決する可能性があります。 |
電波の届かない場所がある | 家の構造上、特定の部屋で電波が届きにくい場合は、Wi-Fi中継器を設置することで電波の届く範囲を広げ、通信を安定させることができます。 |
バッファロー ルーター 再起動で解決しない場合の最終手段

再起動を試しても問題が解決しない場合は、バッファロー ルーター 再起動で解決しない場合の最終手段として、ルーターのリセットも検討するべきです。リセットは、ルーターの背面にある**「RESET」ボタン**をペン先などの細いもので長押しすることで実行できます。
リセットを行うと、全てのWi-Fi設定が消えてしまいます。事前にインターネット接続に必要なプロバイダー情報や、Wi-FiのSSID・パスワードなどを控えておきましょう。リセット後に再設定が必要になることを忘れないでくださいね。
それでも解決しない場合、以下の原因が考えられます。
- ルーター本体の故障
再起動を繰り返したり、リセットしても改善しない場合は、ルーター自体が故障している可能性が高いです。 - インターネット回線の問題
ルーターではなく、インターネット回線そのものに障害が発生しているかもしれません。スマートフォンの回線などを使って、契約している回線会社のメンテナンス情報や障害情報を確認してみてください。 - 利用料金の滞納
インターネット利用料の支払いが滞っている場合、回線が停止している可能性があります。
まとめ:ルーター バッファロー 再起動に関するポイント
- ルーターの不具合は再起動で解決できることが多い
- 再起動の前には配線やランプの状態を確認する
- ネットワーク機器はモデムの後にルーターを再起動する
- インターネットランプがつかない場合はONUの状態もチェックする
- ルーターの再起動は定期的に行うことでトラブルを予防できる
- 再起動が遅い時はファームウェアの更新を確認する
- ファームウェアの不具合が再起動を繰り返す原因となることがある
- ACアダプターや電源周りの確認も重要である
- aossボタンでの再起動時はリセットに注意する
- 接続が頻繁に切れる時は周波数帯域の切り替えも有効である
- ルーターの設置場所を工夫することで接続が安定する
- 再起動で解決しない場合はルーターのリセットを検討する
- リセット後はすべての設定をやり直す必要がある
- 回線の障害や利用料金の滞納もトラブルの原因となる
- 最終手段としてルーターの買い替えや専門業者に相談する