ゲーミングルーターって意味はない?有線と比較して解説

ゲーミングルーターって意味はない?有線と比較して解説

オンラインゲームを快適にプレイするため、高価なゲーミングルーターの購入を検討している方は多いのではないでしょうか。

ただ、インターネット上ではゲーミングルーターは失敗や後悔につながりやすい、意味がないといった声も耳にします。果たしてそれは本当なのでしょうか。

この記事では、ゲーミングルーターと普通のルーターの違いから、有線接続の場合におすすめなのか、また価格やメリットデメリット、バッファロー製品などの使い方や設定まで、あなたが抱える疑問を解決する情報を網羅的に解説します。

この記事でわかること

  • ゲーミングルーターが「意味がない」と言われる理由
  • 一般的なルーターとの機能や性能の差異
  • 導入のメリットとデメリットの具体的な内容
  • 有線接続での導入効果とおすすめ機種
目次

ゲーミング ルーター 意味 ないと言われるのはなぜ?

ゲーミングルーターのデメリットを再確認

ゲーミングルーターは、オンラインゲームの通信に特化している一方で、いくつかのデメリットも存在します。

まず、多くの製品がオンラインゲームを快適にするという特定の目的のために設計されているため、ゲーム以外の日常的なインターネット利用では、そのハイスペックな機能を完全に活かしきれないことが挙げられます。言ってしまえば、オーバースペックな状態になりやすいということです。

そのため、日々の動画視聴やウェブサイトの閲覧といった用途がメインであれば、ゲーミングルーターの持つ高度な機能の恩恵を感じる機会は少ないでしょう。

また、デザインについても注意が必要です。一般のルーターはシンプルな箱型が主流であるのに対して、ゲーミングルーターは複数のアンテナがむき出しになっていたり、LEDライトが搭載されていたりする機種が多く見られます。

これは個性的な外観として好む人もいますが、部屋のインテリアに馴染みにくいと感じる人もいるかもしれません。それから、放熱のためのファンが内蔵されているモデルも多いため、動作音が気になる場合もあります。

このように、ゲーミングルーターは単に性能面だけでなく、用途や設置環境、個人の好みに合っているかを考慮することが大切です。

価格と日常使いの相性を考える

ゲーミングルーターが「意味がない」と言われる理由の一つに、高額な価格設定があります。

一般的なルーターが数千円から1万円程度で購入できる一方で、ゲーミングルーターは安価な機種でも2万円以上かかることがほとんどです。さらに、ハイエンドモデルになると5万円を超える製品も存在します。

これだけの価格差があるにもかかわらず、多くのユーザーは日常的なインターネット利用ではその性能差を体感しにくいのが現実です。例えば、ウェブサイトの閲覧やメールの送受信といった軽作業では、高性能なCPUやメモリ、ゲームに特化した機能がほとんど影響しません。

つまり、高価なゲーミングルーターの真価は、高い通信パフォーマンスを必要とする特定の状況下でのみ発揮されるため、普段使いが中心のユーザーにとってはコストパフォーマンスが悪いと感じられる可能性があります。言ってしまえば、利用用途が限られているにもかかわらず、高額な費用がかかることが、ユーザーが費用対効果の面で不満を感じる大きな要因となっているのです。

有線接続では意味ないと言われる背景

多くのオンラインゲーマーが「ゲーミングルーターは意味ない」と感じる背景には、有線接続の存在が大きく関わっています。これは、いくら高性能なゲーミングルーターを無線で使用したとしても、一般的なルーターを有線で接続した際の安定性や速度には及ばないケースが多いからです。

有線接続は、電波干渉の影響を受けず、物理的なケーブルを通じて直接データ通信を行うため、無線接続と比較して通信の遅延(Ping値)が圧倒的に少なく、安定しています。そのため、通信の安定性を最優先するゲーマーの間では、そもそも無線ではなく有線接続が基本とされています。

このため、ゲーミングルーターが持つ「無線通信の安定化」や「無線での高速化」といった機能の恩恵を、有線接続をメインとするユーザーは十分に感じることができません。

さらに、ゲーミングルーターを有線接続した場合でも、一般的な高性能ルーターを有線でつないだ場合と比較して、体感できるほどの性能差はほとんどないのが現状です。多くのゲームタイトルは、30Mbps程度の上り下り通信速度があれば十分に動作するため、1Gbpsの有線環境であれば、ルーターの性能差は誤差の範囲に収まることがほとんどです。

そのため、有線接続が前提の環境では、高価なゲーミングルーターを導入しても、その真価を実感することは難しいでしょう。

ゲーミングルーターと普通のルーターの違い

ゲーミングルーターと一般的なルーターは、見た目や機能面で明確な違いがあります。普通のルーターが「複数のデバイスをインターネットに接続する」という基本的な役割を果たすのに対し、ゲーミングルーターはそれに加えて「ゲーム通信を最適化する」という目的を持って設計されています。

以下に、両者の主な違いを表でまとめました。

特徴ゲーミングルーター一般的なルーター
CPU/メモリ高性能なものが搭載されていることが多い中程度から高性能なものが搭載されている
通信機能QoSなどゲーム特化機能が充実QoS機能は搭載されているが、ゲームに特化しているわけではない
有線LANポート2.5GbEや10GbEポートを持つ機種が多い1GbEが一般的
デザインアンテナが多数あり、派手なデザインが多いシンプルな箱型や縦置き型が主流
価格帯2万円以上の高額モデルが多い1万円以下の安価なモデルも多数ある

このため、両者の違いは、単に通信速度の理論値だけでなく、ルーター内部でのデータ処理能力や、特定の通信を優先する機能の有無にあります。

特に、CPUやメモリの性能差は、複数のデバイスが同時に通信を行う環境下で顕著に現れます。ルーターに接続されている端末が多い場合や、ゲームをしながら動画配信を行うといった高負荷な使い方をする場合、ゲーミングルーターは処理能力の高さによって安定した通信を維持することが可能です。

一方、一般的なルーターは、こうした高負荷な状況では通信が不安定になる可能性があります。

ゲーミング ルーターは決して意味 ないわけではない

ゲーミングルーターの本当のメリット

ゲーミングルーターは、多くの人が想像する以上に多様なメリットを持っています。

その中でも最大のメリットは、通信速度の安定性や低遅延を実現する機能が充実していることです。ゲーミングルーターは高性能なCPUとメモリを搭載しているため、複数のデバイスが同時に接続されていても、ルーターの処理能力が低下しにくいという強みがあります。

これにより、家族が動画を視聴している最中でも、自身のゲームプレイに影響が出にくくなります。

また、独自のゲームアクセラレーション機能やQoS(Quality of Service)機能も大きな魅力です。これらの機能は、ゲームデータの通信を自動で識別し、他の通信よりも優先的に処理するように設定できます。これにより、オンラインゲーム中のラグやパケットロスを最小限に抑えることが可能です。

さらに、MU-MIMO(Multi-User Multiple-Input Multiple-Output)といった最新技術にも対応している機種が多く、複数の端末と同時に高速通信を行うことができます。このような専用機能が、一般的なルーターでは得られない快適なゲーム体験をもたらします。

高性能を活かす正しいつなぎ方

高性能なゲーミングルーターを導入しても、その性能を十分に引き出せていないケースが少なくありません。これは、つなぎ方や設定に問題があることが主な理由です。

まず、ONU(回線終端装置)とルーターを接続する際は、必ずONUから直接ゲーミングルーターへつなぎ、その後に電源を入れるようにしてください。この手順を踏むことで、ルーターが正しく回線を認識し、二重ルーター状態になることを防げます。

二重ルーターの状態では、ネットワークの通信処理が余計に増えてしまい、かえって速度が低下してしまうことがあるため注意が必要です。

また、LANケーブルの規格にも注目してください。

せっかく高速なゲーミングルーターやPC、ゲーム機を用意しても、使用しているLANケーブルが古い規格のものであれば、最大通信速度が制限されてしまいます。たとえば、一般的な1Gbpsの有線接続環境であれば、カテゴリー5e以上のLANケーブルを使用することが推奨されます。

さらに、2.5Gbpsや10Gbpsといった高速ポートを持つ機器を使用する場合は、カテゴリー6A以上のLANケーブルを選ぶことで、その性能を最大限に引き出すことができるでしょう。正しい接続方法と周辺機器の選定によって、ゲーミングルーターは初めてその真価を発揮します。

快適な通信環境を実現する設定

ゲーミングルーターの性能を最大限に活かすためには、初期設定に加えていくつかの設定変更が不可欠です。まず、多くのルーターに搭載されているQoS(Quality of Service)機能を有効化してください。

この機能は、特定のアプリケーションやデバイスの通信を優先的に処理するものです。ゲームプレイ中に家族が動画を視聴したり、大容量のファイルをダウンロードしたりしても、ゲームの通信を最優先にすることで、遅延を最小限に抑えることが可能です。

多くの機種では、ゲームタイトルごとにプロファイルが用意されているため、簡単に設定できます。

次に、Wi-Fiの周波数帯の使い分けも重要です。Wi-Fiルーターは通常、2.4GHzと5GHzの周波数帯を使用しています。2.4GHzは遠くまで電波が届きやすい反面、他の家電製品からの干渉を受けやすく不安定になりがちです。

一方、5GHzは通信速度が速く、干渉も少ないため、オンラインゲームにはこちらがおすすめです。ゲーミングルーターの多くは、ゲーム専用のSSID(ネットワーク名)を5GHz帯に設定できるため、PCやゲーム機をこのSSIDに接続することで、より安定した通信環境を確保できます。

安定感に定評があるバッファロー製品

国内メーカーであるバッファローのゲーミングルーターは、特に安定性と国内の通信環境への適応性において高い評価を得ています。その強みの一つに「アドバンスドQoS」が挙げられます。

この機能は、一般的なQoSよりもさらに細かく通信パケットを分類し、FPSなどのゲームに必要なUDP通信を最優先に処理する仕組みです。これにより、家庭内の他の通信に左右されることなく、ゲームの通信品質を高い水準で保つことができます。

また、バッファロー製品は日本のインターネット環境に合わせた設計がなされていることも大きな特徴です。特に、多くのプロバイダーが採用しているIPv6 IPoE通信サービスへの早期対応が強みです。

購入後、簡単な初期設定を行うだけで、夜間などの回線が混雑する時間帯でも速度低下を抑え、高速で安定した通信を体感しやすいというメリットがあります。ただし、中には発熱しやすいモデルもあるため、設置場所には風通しの良い場所を選ぶといった注意点も考慮する必要があります。

このように、バッファローのゲーミングルーターは、特定の機能と国内環境への最適化によって、多くのユーザーに信頼されています。

有線接続もできるゲーミングルーターのおすすめ

ゲーミングルーターは、無線だけでなく有線接続でもその性能を活かすことができます。特に、2.5Gbpsや10Gbpsといった高速ポートを搭載しているモデルは、通常の1Gbpsポートでは引き出しきれない高速回線や高性能なPC、ゲーム機のポテンシャルを最大限に活用できるためおすすめです。

例えば、バッファローの「WXR-5950AX12」は、10Gbps対応のWAN/LANポートを備えており、高速回線を契約しているユーザーにとって理想的な選択肢となります。

結論:ゲーミング ルーター 意味 ないは本当か?

  • ゲーミングルーターが「意味ない」と言われる理由は、用途が限られていることや高価な価格にある
  • 有線接続をメインにする場合は、一般的なルーターでも十分に快適な通信環境を構築できる場合が多い
  • ゲーミングルーターの最大のメリットは、ゲームに特化した機能と高い処理性能にある
  • 無線接続でオンラインゲームをプレイしたい人や、複数のデバイスを同時に接続する環境の人には大きな効果がある
  • QoS機能やIPv6 IPoE対応など、ゲーミングルーターが持つ特定の機能を活用することが重要である
  • ゲーミングルーターの性能を最大限に引き出すためには、正しいつなぎ方や設定が必要となる
  • 有線接続でも、2.5Gbpsや10Gbpsの高速ポートを持つモデルは、高速回線や高性能機器の能力をフルに引き出せる
  • バッファロー製品は、アドバンスドQoSやIPv6 IPoEへの対応が強みで国内での安定性が期待できる
  • ゲーミングルーターは、ゲーム以外の動画視聴や大容量ファイルのダウンロードでも安定した通信を提供する
  • 費用対効果を重視する場合、まずは光回線自体の速度を見直すことがより根本的な解決策となる
  • ルーター自体の性能だけでなく、ONUやLANケーブルといった周辺機器も通信速度に影響を与える
  • ゲーミングルーターを選ぶ際は、自身の利用目的や環境に合わせて、必要な機能を搭載したモデルを選ぶことが大切
  • 見た目のデザインや放熱性も、製品を選ぶ際の重要なポイントとなりうる
  • ゲーミングルーターの無線通信は、Wi-Fi 6EやWi-Fi 7といった最新規格への対応が進んでいる
  • 結局のところ、ゲーミングルーターが「意味ない」かどうかは、あなたの通信環境と使い方次第である
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