バッファローのWi-Fiルーターを利用していて、パスワードの確認方法や再設定の方法がわからずお困りではありませんか?
パスワードを忘れた、変更したのに接続できない、ルーターのログイン画面がロックされてしまったなど、様々な原因でWi-Fiに接続できないといったエラーが発生することがあります。
また、初期パスワードから勝手に変わることは基本的にありませんが、何らかの原因で接続できなくなるケースもあります。
そこで、今回はバッファローのルーターパスワードに関する確認、変更、そして接続できない際の再設定やリセット方法まで詳しく解説します。
バッファロールーターのパスワードを確認する方法

- Wi-Fi接続に必要なパスワードを確認
- 設定画面ログイン用パスワードの確認
- パスワードの確認方法が複数ある理由
- ルーター本体のシールでパスワードを確認
- 設定画面でパスワードを確認
- 接続済み端末のOSからパスワードを確認
Wi-Fi接続に必要なパスワードを確認

Wi-Fiに接続するために必要なパスワードは、Wi-Fiルーターと端末を接続するための「暗号化キー」を指します。この暗号化キーは、Wi-Fiルーター本体に貼り付けられているシールや、付属のセットアップカードに記載されています。
たとえば、スマートフォンやパソコンからWi-Fiネットワークを選択すると、パスワードの入力が求められます。このときに入力するのが、この暗号化キーです。
通常、SSID(ネットワーク名)と暗号化キーはセットで記載されています。
- Wi-Fiルーター本体のシールやセットアップカードに記載されている暗号化キーのこと
- SSIDとセットで記載されていることが多い
設定画面ログイン用パスワードの確認

Wi-Fiルーターの設定画面にログインするためのパスワードは、端末とWi-Fiルーターを接続するための暗号化キーとは異なります。このパスワードは「管理パスワード」とも呼ばれ、ルーターの設定を変更する際に使用します。
商品の出荷時の管理パスワードは、製品に付属しているセットアップカードに記載されているか、「password」に設定されていることが一般的です。セットアップカードがない場合は、ユーザー名が「root」でパスワードが空白の場合もあります。
管理パスワードは、ルーターのセキュリティを強化するために、初期設定後に変更することが推奨されています。
バッファローのWi-Fi設定には、主に以下の3種類のパスワードが存在します。
- 端末からWi-Fiルーターに接続するためのパスワード(暗号化キー)
- Wi-Fiルーターの設定画面にログインするためのパスワード(管理パスワード)
- プロバイダーから提供されたインターネット接続パスワード(ご契約内容により不要な場合もあります)
パスワードの確認方法が複数ある理由

Wi-Fiルーターのパスワードは、複数の方法で確認できます。これは、ユーザーがどのような状況でもパスワードを確認できるようにするためです。
たとえば、ルーター本体のシールが剥がれてしまったり、セットアップカードを紛失してしまったりした場合でも、設定画面から確認できます。
また、すでにWi-Fiに接続できているパソコンやスマートフォンがあれば、その端末のOSからパスワードを確認できる場合もあります。様々な状況を考慮して、複数の確認方法が用意されているのです。
ルーター本体のシールでパスワードを確認

Wi-Fiルーターのパスワード(暗号化キー)を最も手軽に確認できるのが、ルーター本体に貼られているシールやセットアップカードです。
多くの場合、ルーターの底面や側面にシールが貼られており、「SSID」と「KEY(暗号化キー)」が記載されています。このKEYがWi-Fi接続に必要なパスワードです。
古い機種や特定のモデルではシールがない場合もあります。また、もしパスワードを変更している場合は、このシールに記載された初期パスワードでは接続できません。
シールに記載されているパスワードは工場出荷時の初期値です。もしご自身でパスワードを変更している場合、シールに書かれているパスワードでは接続できませんのでご注意ください。この場合、設定画面などから確認する必要があります。
設定画面でパスワードを確認

すでにWi-Fiに接続できている端末があれば、ルーターの設定画面にログインしてパスワードを確認できます。
- Webブラウザーを開き、アドレス欄に「http://192.168.11.1」と入力してアクセスします。
- ログイン画面が表示されたら、ユーザー名と管理パスワードを入力します。初期値は、セットアップカードに記載されているか、「admin」と「password」です。
- 設定画面にログイン後、「Wi-Fi(無線LAN)」の項目から、現在設定されているSSIDと暗号化キーを確認できます。
この方法であれば、ルーター本体のシールやセットアップカードがなくてもパスワードを確認することが可能です。
接続済み端末のOSからパスワードを確認

すでにWi-Fiに接続できているパソコンやスマートフォンがある場合は、その端末のOSからパスワードを確認できる場合があります。
WindowsやmacOS、iOS、Androidには、接続履歴のあるWi-Fiネットワークの情報を保存する機能があります。保存された情報には、SSIDやパスワードも含まれているため、この機能を利用して確認できます。
この方法は、特にルーター本体の情報や設定画面にアクセスできない場合に役立ちます。ただし、OSのバージョンや設定状況によっては確認できないこともあります。
バッファロールーターのパスワード設定・トラブル時の対処法

不正アクセスに備えてパスワードを変更

不正アクセスを防ぎ、Wi-Fiのセキュリティを強化するためには、パスワードを定期的に変更することが重要です。特に、初期パスワードのまま利用している場合は、早急に変更することを推奨します。
パスワードの変更は、ルーターの設定画面から行います。
- ルーターの設定画面にログインします。
- 「Wi-Fi(無線LAN)」または「管理」の項目を開き、パスワードの変更画面に移動します。
- 新しいパスワードを入力して保存します。
なお、新しいパスワードは、半角英数字と記号を組み合わせた、他人に推測されにくい複雑なものに設定してください。
変更したパスワードを忘れた場合の再設定方法

変更した管理パスワードを忘れてしまうと、ルーターの設定画面にログインできなくなります。残念ながら、一度変更した管理パスワードを後から確認する方法はありません。
この場合、ルーターの初期化ボタンを使用して、工場出荷時の状態に戻す必要があります。ルーターを初期化すると、設定内容が全て消去され、初期パスワードに戻ります。
初期化すると、すべての設定が消去されます。Wi-Fi接続に必要なSSIDやパスワードも初期値に戻るため、再度すべての端末でWi-Fi接続設定をやり直す必要があります。また、NAS機能などを使用している場合は、必ずハードディスクを取り外してから初期化を行ってください。
ログインがロックされた場合の解除方法

ルーターの設定画面にログインする際、パスワードを10回連続で間違えると、セキュリティ保護のためログインが一時的にロックされます。このロック画面には、「不正なログイン試行を検出しました」「ログインはロックされています」といったメッセージが表示されます。
ロックを解除する方法は主に2つあります。
- 何もせず1時間程度待つ:時間が経過すると、自然にロックが解除されます。
- Wi-Fiルーターを再起動する:ルーターの電源を一度切って入れ直すことで、強制的にロックが解除されます。
再起動はロック解除を急いでいる場合に有効ですが、一時的にすべてのネットワーク機能が停止するため注意が必要です。
パスワード入力時のエラーと対処法

正しいはずのパスワードを入力しても「Wi-Fiパスワードが違います」と表示される場合、以下の原因が考えられます。
- 入力ミス:大文字・小文字の区別、半角・全角の違い、数字の「0」とアルファベットの「o」など、見間違いによる入力ミスがよく発生します。
- パスワードの変更:誰かがパスワードを変更した可能性があります。
- デバイスやルーターの一時的な不具合:再起動することで解消される場合があります。
- 他の電波との干渉:電子レンジなどの家電製品の電波が影響していることがあります。
- 接続台数の上限:ルーターの同時接続可能台数を超えている場合があります。
まずはパスワードの入力内容をしっかり確認し、ルーターや端末の再起動を試してみるのが良いでしょう。
パスワードが勝手に変わる原因

通常、Wi-Fiのパスワードが勝手に変わることはありません。もしパスワードが変わってしまったように感じる場合、以下のような原因が考えられます。
- ルーターの不具合:古い機種やファームウェアのバグなどが原因で設定が不安定になることがあります。
- 不正アクセス:外部からルーターに不正に侵入され、パスワードを変更された可能性があります。
- 誤操作:家族の誰かが誤って設定を変更してしまった、というケースも考えられます。
- モデムの交換や故障:プロバイダーから提供されたモデムの交換や故障が原因で、一時的にWi-Fi設定が不安定になることがあります。
パスワードが勝手に変わった場合、まずはルーターの再起動や初期化を検討し、新しいパスワードを設定し直すことが有効です。
バッファロー ルーター パスワードのトラブル解決策

この記事では、バッファローのルーターパスワードに関する様々な情報や、トラブル時の対処法を解説しました。
- Wi-Fi接続パスワードはルーター本体や設定画面で確認できる
- 管理パスワードはセットアップカードに記載されている
- パスワードを忘れたら初期化が必要
- ログインロックは再起動で解除できる
- パスワード入力エラーは入力ミスやルーターの不具合が原因の場合がある
- パスワードが勝手に変わることは基本的にない
- 不正アクセス防止のためパスワードは定期的に変更すべき
- パスワードを変更したら、全ての端末で再設定が必要になる
- 設定画面はWebブラウザや専用アプリで開ける
- 初期化は最終手段と考える
- 初期化後は全ての接続設定をやり直す必要がある
- パスワードは複雑なものに設定するのが望ましい
- SSIDとパスワードはセットで確認する
- ルーターの不具合は再起動で改善することが多い
- パスワード変更はルーターの設定画面で行う