「バッファロー ルーター リセット したら どうなる」という疑問をお持ちではありませんか。インターネット接続の不調や、Wi-Fiルーターの廃棄、初期化やリセットを検討するタイミングはさまざまです。
ただ、もし失敗して後悔しないか不安を感じる方もいるかもしれません。初期化やリセットがもたらすメリットやデメリット、ルーターを廃棄する際の注意点やその後の設定手順、そしてリセットになる兆候まで、この記事では多角的に解説しています。
- ルーターのリセットが持つ本来の意味を理解できる
- リセットを実行するべき具体的な状況や兆候がわかる
- ルーターをリセットした後に発生する影響とメリット・デメリットがわかる
- 初期化後の正しい再設定方法と廃棄時の注意点がわかる
バッファローのルーターをリセットしたらどうなる?

ルーターのリセットって何?

ルーターのリセットとは、ルーター内部に保存されているすべての設定を消去し、工場出荷時の初期状態に戻すことを意味します。この操作は、一般的に物理的なボタンを押すか、ルーターの管理画面から実行できます。たとえば、バッファローのルーターには、本体の背面や底面に小さな「RESET」ボタンが設けられています。このボタンをペン先などの細いもので数秒間押し続けると、ルーターが自動的に初期化されます。
この操作により、インターネット接続情報やWi-FiのSSID、パスワードなど、これまでに行ったすべての設定が失われるため、リセット後には再設定が必要です。
バッファロー ルーターをリセットするのはどんな時

バッファローのルーターをリセットすることは、特定のトラブルを解決するための有効な手段です。最も一般的なのは、ルーターの調子が悪く、インターネット接続が頻繁に切断される場合です。いくら再起動を繰り返しても改善しない時に、初期化を検討します。また、ルーターのパスワードを忘れて管理画面にログインできなくなった際にも有効です。
他にも、ルーターを他人に譲渡したり、廃棄したりする前に、個人情報や設定情報を完全に消去するためにもリセットは重要です。ルーターには、セキュリティ設定や接続履歴など、他人に知られてはならない情報が保存されています。そのため、ルーターを処分する際には、情報漏洩を防ぐためにもリセットが不可欠です。
リセットになる兆候とは?

ルーターの動作が不安定になる原因は多岐にわたりますが、リセットを検討するべきいくつかの兆候があります。たとえば、Wi-FiのSSIDが突然検出されなくなったり、Wi-Fiには接続できてもインターネットに繋がらなくなったりするケースです。これは、ルーター内部の設定に問題が生じている可能性があります。
また、ルーターのランプが通常とは異なる点灯や点滅を繰り返すことも、問題が発生している兆候です。特に、POWERランプが赤や紫に点灯し続ける場合、ファームウェアのエラーやハードウェアの故障が考えられます。これらの兆候が見られた場合、再起動を試した後に、それでも改善しないようであればリセットを検討するのが有効です。
リセットのメリットとデメリット

ルーターをリセットすることには、通信環境の改善やセキュリティの強化といったメリットがあります。一方で、設定をやり直す手間や、データが完全に消去されるというデメリットも存在します。ここでは、それぞれの側面について詳しく見ていきましょう。
リセットのメリット
ルーターをリセットする最大のメリットは、通信トラブルが解消される可能性があることです。ルーター内部に蓄積された処理ログがクリアされ、CPUの負荷が軽減されることで、パフォーマンスが向上します。また、チャンネルがリセットされることで、他の機器との電波干渉が解消され、通信速度が安定することもあります。これは、長期間ルーターを再起動していない場合に特に有効です。
また、リセットはセキュリティ面でもメリットがあります。初期パスワードのまま使用していた場合、初期化後に新しいパスワードを設定し直すことで、不正アクセスを防ぐことにもつながります。ルーターの不正アクセスによる被害は、個人情報漏洩やデータ削除に繋がる可能性があるため、セキュリティ対策はとても大切です。
リセットのデメリット
ルーターをリセットするデメリットは、すべて手動で再設定しなければならないことです。インターネット接続情報やWi-FiのSSID、パスワードなど、これまでの設定がすべて失われます。プロバイダー情報が書かれた書類や、その他設定に関するメモがない場合、再設定が困難になる可能性があります。
また、再起動とは異なり、リセットにはルーターが完全に起動するまでに数分かかるため、その間はインターネットが利用できません。これらのことから、リセットは安易に行うべきではなく、再起動や配線確認など、他の対処法を試してから行うのが賢明です。
バッファロー ルーターをリセットしたらどうなる?その後の対処法

初期化後の設定手順

ルーターを初期化した後は、インターネットに再び接続するために再設定が必要です。まず、モデムとルーターの配線が正しく接続されていることを確認してください。もしモデムとルーターが一体型の場合は、設定は不要なことが多いです。ただし、そうでない場合は、ルーターをブリッジモード(APモード)に切り替える必要がある場合があります。このモードにすることで、モデムが持つルーター機能との二重ルーター状態を回避できます。
再設定の方法には、主に手動で行う方法と、事前に保存しておいた復元用ファイルを活用する方法の二種類があります。どちらの方法を選択するかは、パソコンを持っているかどうかや、設定の手間を省きたいかによって変わってきます。
初期化後の手動設定

初期化後の手動設定は、スマートフォンやパソコンからルーターの管理画面にアクセスして行います。まず、ルーターの電源を入れ、初期のSSIDとパスワードを使ってWi-Fiに接続します。初期のSSIDとパスワードは、ルーター本体の側面や底面に記載されています。
接続後、ブラウザで管理画面のURL(製品によって異なります)にアクセスし、初期パスワードでログインします。その後、画面の指示に従い、プロバイダー情報や新しいWi-FiのSSID、パスワードなどを一つずつ手動で入力していきます。この方法は、設定内容を最初から見直せるため、以前とは完全に異なる設定にしたい場合に有効です。
復元ファイルで初期化後の設定をする方法

パソコンをお持ちの場合、復元用の電子ファイルを活用することで、初期化前の設定を一括で再設定できます。この方法を利用するには、前提としてルーターを初期化する前に、あらかじめ設定内容を電子ファイルとしてパソコンに保存しておく必要があります。
設定ファイルの復元は、ルーターの管理画面にある「設定管理/再起動」の項目から行います。「設定ファイルを復元する」を選択し、保存しておいたファイルを選んで実行することで、すべての設定が自動的に復元されます。この方法のメリットは、手動で一つずつ設定する手間が省けることです。ただし、設定を保護するためにパスワードを設定していた場合は、復元時にパスワードの入力が求められます。
初期化後の設定の注意点

初期化後の設定を行う際には、いくつかの注意点があります。まず、ルーターがモデムと一体型ではない場合、ルーター機能とモデムの機能が重複する「二重ルーター」状態にならないように気をつけましょう。この状態になると、通信が不安定になったり、速度が低下したりする可能性があります。これを避けるため、ルーターをブリッジモードに切り替えることが推奨されます。
また、設定ファイルの復元を考えている場合は、初期化前に必ず設定を保存しておきましょう。保存を忘れてしまうと、手動で再設定するしか方法がありません。これは、復元用の電子ファイルを活用して一括に再設定する最大の前提となります。
ルーターの廃棄時の初期化

ルーターを処分する際には、初期化が不可欠です。ルーターには、Wi-Fiのパスワードや接続情報、通信履歴など、重要な個人情報が保存されています。これらの情報が漏洩すると、不正アクセスや悪用されるリスクがあります。
コードがなくなってしまい管理画面にアクセスできない場合でも、ルーターの底面や背面にあるリセットボタンを長押しすることで物理的に初期化できます。初期化が完了したら、個人情報の漏洩を防ぐため、専門の廃棄業者に依頼するか、自治体の小型家電リサイクルに出すのが一般的です。
バッファロー ルーターをリセットしたらどうなるか?まとめ
- ルーターのリセットはすべての設定が工場出荷時の状態に戻る
- インターネット接続情報やWi-Fiのパスワードが全て消去される
- 通信トラブルや設定忘れ、ルーター廃棄時にリセットが推奨される
- リセットは物理ボタンの長押し、または管理画面から実行できる
- リセットのメリットは通信速度の改善やセキュリティ強化
- リセットのデメリットは再設定の手間がかかること
- 再設定には手動で行う方法と復元ファイルを使う方法がある
- 復元ファイルを使うには事前に設定を保存しておく必要がある
- ルーター廃棄時は情報漏洩を防ぐため初期化が重要
- 初期化後はプロバイダー情報など再設定に必要な書類を準備する
- ルーターとモデムが一体型でない場合は二重ルーターに注意する
- ルーターの不調が再起動で改善しない場合はリセットを検討する
- リセット後は管理画面に初期パスワードでログインする
- ルーターを処分する際は自治体の小型家電リサイクルに出すのが一般的