NTTのルーターが壊れた場合、一体どうすればいいのでしょうか。交換費用はいくら必要なのか、あるいは無償や無料で対応してもらえるのか、気になりますよね。また、そもそもルーターの寿命が何年くらいで交換時期なのか、判断に迷う方も少なくありません。
NTT西日本やNTT東日本の故障受付へ故障問い合わせをしたいけれど、オペレーターに繋がらないという声も聞かれます。さらに、突然かかってくるモデム交換の電話勧誘に、不安を感じることもあるでしょう。
この記事では、ntt ルーター 交換 電話に関する具体的な手順、費用、注意点から、自分でできるかどうかの判断基準まで、あなたの疑問を解消するために必要な情報を網羅的に解説します。
- NTTルーター交換の正しい電話問い合わせ先と流れ
- 故障や経年劣化時の交換費用と無償になる条件
- ルーターの寿命や交換時期の目安
- 自分でルーターを交換する場合の手順と注意点
ntt ルーター 交換の電話窓口と流れ
故障問い合わせの前に確認すること

インターネットに繋がらない、通信が不安定といったトラブルが発生した際、すぐにルーターの故障と判断して問い合わせる前に、いくつかご自身で確認できることがあります。多くの場合、簡単な対処で問題が解決するため、電話口で待たされる時間を節約することにも繋がります。
機器の再起動
まず試していただきたいのが、ルーターとONU(回線終端装置)の再起動です。電子機器は長時間稼働することで、内部に熱がこもったり、一時的な不具合が発生したりすることがあります。以下の手順で再起動を行ってみてください。
- ルーターの電源アダプターをコンセントから抜く
- ONUの電源アダプターをコンセントから抜く
- そのまま2〜3分ほど待つ
- ONUの電源アダプターをコンセントに差し込み、ランプが安定するまで待つ
- ルーターの電源アダプターをコンセントに差し込み、ランプが安定するまで待つ
この手順で機器をリフレッシュさせることで、通信が回復するケースは非常に多いです。
配線の確認
次に、各ケーブルがしっかりと接続されているかを確認しましょう。掃除や模様替えの際にケーブルが緩んでしまったり、抜けかかっていたりすることが原因で、接続不良が起きる場合があります。
- 電源アダプターの接続
- ルーターとONUを繋ぐLANケーブル
- 壁の光コンセントとONUを繋ぐ光ファイバーケーブル
これらのケーブルが、それぞれのポートに「カチッ」と音がするまでしっかりと差し込まれているかを確認してください。特に光ファイバーケーブルは非常にデリケートなため、断線しないよう優しく扱う必要があります。
問い合わせ前のセルフチェックリスト
- ルーターとONUの再起動を試したか
- 全てのケーブルは正しく、奥まで差し込まれているか
- ルーター本体のランプの状態は正常か(説明書で確認)
- 特定の端末だけでなく、全てのスマホやPCで接続できないか
これらのセルフチェックを行っても状況が改善しない場合に、初めて機器の故障を疑い、NTTの窓口へ問い合わせるのが効率的です。
ntt西日本・ntt東日本の故障受付窓口

セルフチェックで問題が解決しなかった場合、契約しているエリアに応じてNTT西日本またはNTT東日本の故障受付窓口へ連絡します。電話での問い合わせが基本となりますが、Webサイトからの手続きも可能です。
故障の問い合わせ先は、NTT東日本と西日本で異なります。ご自身の契約エリアがどちらかを確認の上、正しい窓口へ連絡してくださいね。
以下に、それぞれの問い合わせ先情報をまとめました。
エリア | 窓口 | 電話番号 | 受付時間 |
---|---|---|---|
NTT東日本 | 故障に関するご相談 | 0120-000-113 | 24時間(録音受付) ※オペレーター対応は9:00~17:00 |
NTT西日本 | 故障に関するお問い合わせ | 0120-248-995 | 24時間(録音受付) ※オペレーター対応は9:00~17:00 |
Google スプレッドシートにエクスポート
電話をかけると、まず音声ガイダンスが流れます。ガイダンスに従って操作を進めると、オペレーターに繋がります。ただし、オペレーターが直接対応してくれるのは午前9時から午後5時までです。時間外にかけると、音声ガイダンスによる録音受付となり、後日担当者から折り返しの連絡を待つことになります。
急いでいる場合は、対応時間内に電話をかけることをお勧めします。また、電話をかける前に、契約者名義やお客様番号がわかるものを手元に準備しておくと、手続きがスムーズに進みます。
オペレーターに繋がらない時はどうすればいい?

「故障受付に電話したけれど、混み合っていて全然オペレーターに繋がらない…」という経験をした方もいるかもしれません。特に、平日の昼休みや夕方、週末などは電話が集中しやすい傾向にあります。
そんな時は、以下の方法を試してみてください。
Webからの問い合わせ・修理予約
NTT東日本・西日本ともに、Webサイト上での故障診断や修理・交換の予約が可能です。電話が繋がらない場合や、電話できる時間がない方には、こちらの方法が便利です。
- NTT東日本:https://web113.ntt-east.co.jp/selfcheck/internet/” target=”_blank” rel=”noopener noreferrer”>Web113(NTT東日本)
- NTT西日本:https://www.ntt-west.co.jp/trouble/step/” target=”_blank” rel=”noopener noreferrer”>故障に関するお問い合わせ(NTT西日本)
サイト上で症状を選択していくことで、原因の切り分けや対処法を確認できます。最終的に故障と判断された場合は、そのまま交換の申し込み手続きに進むことが可能です。
電話の裏技:問い合わせ予約を利用する
どうしても電話で直接話したいけれど繋がらない場合、一部で知られている「裏技」的な方法があります。音声ガイダンスの途中で、「かけ直しできる電話番号をお持ちの方は…」という問いに対して「いいえ」を選択すると、問い合わせ予約ではなく、直接オペレーターへ繋がるルートに案内されることがあるようです。
注意点
この方法は、本来の案内ルートとは異なるため、長時間待たされる可能性があります。また、システムが変更されることも考えられるため、必ずしも繋がる保証はありません。あくまで最終手段として考えておきましょう。
基本的には、比較的空いている平日の午前中などを狙って電話をかけるか、Webからの手続きを利用するのが最も確実でストレスの少ない方法と言えるでしょう。
壊れた場合の交換手順について

電話やWebで問い合わせを行い、NTT側でルーターの故障が確認されると、交換手続きに進みます。ここからは、実際にルーターが交換されるまでの一般的な流れを解説します。
- NTTへ交換を依頼 オペレーターまたはWebフォームにて、症状を伝え、配送先住所などを確認します。この際、新しい機器の到着日や、古い機器の返却方法について案内があります。
- 新しいルーターの到着 数日後、指定した住所に交換用のルーターが届きます。中には、新しいルーター本体、電源アダプター、接続ガイド、そして古いルーターを返送するための着払い伝票などが入っています。
- ルーターの交換作業 同封されている接続ガイドに従って、ご自身で交換作業を行います。基本的には、古いルーターに接続されているケーブルを全て抜き、新しいルーターに同じように接続し直すだけです。作業前に、元の配線状況をスマートフォンなどで撮影しておくと、間違えずに済みます。
- 旧ルーターの返却 新しいルーターが正常に動作することを確認したら、古いルーターを返却します。新しい機器が入っていた箱に古いルーターを入れ、同封の着払い伝票を貼って、郵便局やコンビニなどから発送します。
MACアドレスの切り替えについて
NTTは、インターネットに接続する機器をMACアドレスという固有の番号で管理しています。ルーターを交換する際には、NTT側でこのMACアドレスの登録情報を新しいものに切り替える作業が必要です。通常、新しいルーターが到着する頃合いを見計らって自動で切り替えが行われますが、この切り替えが完了するまで新しいルーターではインターネットに接続できません。もし新しいルーターを接続しても「認証」ランプが点灯しない場合は、この切り替えがまだ完了していない可能性があります。
基本的にはガイド通りに進めれば難しい作業ではありませんが、不安な場合はNTTの有料サポート「セットアップサービス」を依頼することも可能です。
モデム交換電話勧誘は本当にNTTから?

「NTTの関連会社ですが、お使いのモデムが古くなっているので、無料で新しいものに交換しませんか?」といった電話勧誘を受けたことがある方もいるかもしれません。
結論から言うと、NTT本体から直接、このような積極的な交換勧誘の電話がかかってくることはほとんどありません。
「無料」「速度が上がる」といった言葉で契約を促す電話には、注意が必要です。その場で即決せず、一度冷静に確認することが大切ですよ。
これらの電話の多くは、NTTの代理店を名乗る会社からのものです。その目的は、ルーターの交換自体ではなく、フレッツ光から光コラボレーション(例:ドコモ光、ソフトバンク光など)への「転用」や、オプションサービスの契約を促すことがほとんどです。
勧誘電話の注意点
- 本当に無料か確認する:機器は無料でも、プロバイダの月額料金が変わったり、不要なオプション料金が発生したりする場合があります。
- 会社名と担当者名を聞く:相手の所属を明確に確認し、少しでも怪しいと感じたら、一度電話を切ってNTTの公式サイトなどで正規の代理店か確認しましょう。
- その場で契約しない:「今だけ」「限定」といった言葉に惑わされず、家族と相談したり、ご自身で情報を調べたりする時間を持ちましょう。
不審な勧誘への対処法
もし、しつこい勧誘や詐欺まがいの電話で困った場合は、きっぱりと「必要ありません」と断りましょう。それでも引き下がらない場合は、消費者ホットライン「188」などに相談することも有効です。
もちろん、全ての代理店が悪質というわけではありませんが、利用者にとって不利益な契約に繋がるケースも報告されています。NTTのルーター交換は、あくまでご自身の判断で、公式サイトや正規の故障窓口を通じて行うのが最も安全で確実です。
nttのルーター交換の電話で聞かれる費用と条件
- ntt ルーター交換は電話で無償・無料になる?
- 交換費用はいくら?料金が発生するケース
- 何年くらいで交換?ルーターの寿命の目安
- ルーター交換は自分でできるか?注意点
- ntt ルーター 交換は電話での確認が確実
nttのルーター交換は電話で無償・無料になる?

NTTからレンタルしているルーター(ホームゲートウェイ)の交換を検討する際、最も気になるのが費用面でしょう。「交換は無償・無料なのか、それとも料金がかかるのか」という点は、大きなポイントです。
結論として、ルーターの交換が無料になるかどうかは、その「理由」によって決まります。
無償(無料)で交換できるケース
自然故障と判断された場合は、原則として無償で同一機種に交換してもらえます。
自然故障の例
- 通常通り使用していたにも関わらず、突然電源が入らなくなった
- ランプが異常な点滅を繰り返す、または点灯しない
- 再起動や配線確認をしても、通信が頻繁に途切れる
NTTの故障受付に電話し、オペレーターによる状況のヒアリングや遠隔診断の結果、「機器側に問題がある」と判断されれば、交換費用や送料はかかりません。
無償にならない(有料になる)可能性のあるケース
一方で、以下のような場合は無償交換の対象外となり、費用が発生する可能性があります。
- 利用者側の過失による故障:機器を落として破損させた、水没させた、ペットがケーブルを噛んでしまったなど。
- 自己都合による交換希望:「特に故障はしていないが、新しい機種にしたい」「デザインが気に入らない」といった理由。
- 経年劣化による交換希望:長年使用していて不調を感じるが、明確な故障とまでは判断されない場合。
「なんとなく調子が悪い」といった曖昧な理由だと、有償になる可能性があります。まずはセルフチェックをしっかり行い、具体的な症状をオペレーターに伝えることが、無償交換に繋がるポイントです。
最終的に無償か有償かを判断するのはNTT側になるため、まずは正直に状況を伝えて相談することが重要です。
交換費用はいくら?料金が発生するケース

前述の通り、自然故障以外でルーターを交換する場合には、費用が発生します。具体的にどのようなケースで、いくらくらいの費用がかかるのでしょうか。
料金が発生する主なケースは以下の通りです。
- 自己都合・経年劣化による交換 故障ではないものの、新しい機種への交換を希望する場合、機器の交換費用がかかります。NTT西日本の公式サイトによると、費用は機種によって異なり、例えば3,300円(税込)から7,700円(税込)程度が目安として掲載されています。(参照:http://faq.web116.jp/faq/show/688?category_id=866” target=”_blank” rel=”noopener noreferrer”>NTT西日本 FAQ)正確な金額は、現在利用中の機種名を伝えて問い合わせる必要があります。
- 利用者側の過失による故障 機器を破損させてしまった場合なども、修理費用や交換費用を利用者が負担することになります。金額は故障の程度や機種によって変動します。
- 技術者の派遣が必要な場合 ご自身での交換作業が難しく、NTTのスタッフに訪問・設置してもらう場合は、技術派遣料が別途発生します。これも状況によりますが、数千円から1万円以上かかることもあります。
費用の確認は必須
有料交換になる場合は、オペレーターが必ず事前に費用の案内をします。金額に納得できない場合は、その場で交換をキャンセルすることも可能です。知らないうちに料金を請求されることはありませんので、安心してください。
交換を依頼する際には、「この交換は有料ですか?」「もし有料なら、総額でいくらかかりますか?」とはっきりと確認することがトラブルを避けるために重要です。
何年くらいで交換?ルーターの寿命の目安

「うちのルーター、もう何年も使っているけど大丈夫かな?」と、交換時期に悩む方も多いでしょう。ルーターは精密な電子機器であり、永久に使えるわけではありません。
一般的に、ルーターの寿命は4〜5年が目安とされています。もちろん、これはあくまで目安であり、使用環境や製品によって前後します。
寿命が近づいているサイン
以下のような症状が頻繁に起こるようになったら、ルーターの寿命が近いサインかもしれません。
- インターネット接続が頻繁に切れる
- 通信速度が以前より明らかに遅くなった
- 再起動をしないと接続が回復しないことが増えた
- 本体が異常に熱くなる
これらの症状は、内部の部品が経年劣化したことで、本来の性能を発揮できなくなっていることが原因と考えられます。
寿命の観点は「物理的寿命」だけではない
通信規格とセキュリティ規格の寿命
ルーターの寿命には、物理的な故障だけでなく、「通信規格」と「セキュリティ規格」の陳腐化という側面もあります。Wi-Fiの通信規格(例: Wi-Fi 5 → Wi-Fi 6)は数年ごとに新しくなり、新しい規格はより高速で安定した通信が可能です。また、セキュリティ規格も進化しており、古いルーターは不正アクセスなどのリスクが高まる可能性があります。
たとえ故障していなくても、5年以上同じルーターを使い続けている場合は、より快適で安全なインターネット環境のために、交換を検討する良いタイミングと言えるでしょう。
ルーター交換は自分でできるか?注意点

NTTから交換用のルーターが送られてきた場合、基本的にはご自身で交換作業を行うことになります。作業自体はそれほど難しくありませんが、いくつか注意点があります。
自分で交換する手順の基本
- 作業前の準備:古いルーターの配線状況をスマホで撮影しておく。
- 取り外し:古いルーターから全てのケーブル(電源、LAN、光ケーブルなど)を抜く。
- 取り付け:新しいルーターに、撮影した写真を見ながら同じようにケーブルを接続する。
- 電源投入と確認:電源を入れ、ルーターのランプが正常に点灯し、インターネットに接続できるか確認する。
ほとんどの場合、新しいルーターには分かりやすい説明書が同封されているため、それに従えば問題なく完了できます。
自分で交換する際の注意点
- 光ファイバーケーブルの取り扱い 光ファイバーケーブルは非常に細く、強く折り曲げたり、引っ張ったりすると簡単に断線してしまいます。取り外す際や接続する際は、必ずコネクタ部分を持って、慎重に作業してください。
- 初期化ボタンの誤操作 ルーターには、設定を工場出荷状態に戻すための「初期化ボタン」があります。これは通常、爪楊枝のような細いものでないと押せないようになっていますが、誤って押してしまうと、インターネットの接続設定(プロバイダ情報など)が全て消えてしまい、再設定が必要になります。交換作業中は、このボタンに触れないよう注意しましょう。
- Wi-Fiの再設定 ルーターを交換すると、Wi-Fiのネットワーク名(SSID)とパスワードが変わります。そのため、スマートフォンやパソコン、ゲーム機など、家中のWi-Fi機器全ての接続設定をやり直す必要があります。
もし自分で作業するのが不安な場合は、NTTが提供している有料の「セットアップサービス」を利用して、専門のスタッフに訪問してもらうこともできますよ。
ntt ルーター 交換は電話での確認が確実
この記事では、NTTルーター交換に関する様々な情報をご紹介してきましたが、最終的に最も確実なのは、NTTの公式窓口へ電話をして直接確認することです。
- ntt ルーター 交換 電話での問い合わせは、故障か自己都合かで対応が変わる
- 自然故障と判断されれば、無償で交換してもらえる可能性が高い
- 自己都合や経年劣化による交換は、機種に応じた交換費用が発生する
- 交換費用は数千円程度が目安だが、正確な金額は問い合わせて確認が必要
- ルーターの物理的な寿命は4~5年が目安
- 通信規格やセキュリティ規格の陳腐化も交換を検討する理由になる
- 不審なモデム交換の電話勧誘は、NTT本体からではない可能性が高い
- 勧誘電話にはその場で即決せず、会社名などを確認し慎重に対応する
- 故障受付の電話窓口は、NTT東日本と西日本で番号が異なる
- オペレーター対応時間は午前9時から午後5時まで
- 電話が繋がらない場合は、Webからの故障診断や修理予約が便利
- 交換作業は基本的に自分で行うが、有料の訪問サポートもある
- 交換作業時は、光ファイバーケーブルの取り扱いに注意する
- ルーター交換後は、家中のWi-Fi機器の再設定が必要になる
- ntt ルーター 交換 電話で費用や条件をしっかり確認することがトラブル防止に繋がる