ルーター壁掛けで快適なネット環境を実現

自宅のWi-Fiルーターは、どこに置くのが最も良いのか悩むことはありませんか。床に直接置くと、ホコリがたまりやすくなります。掃除のたびに配線コードを持ち上げるのが面倒と感じる人もいるかもしれません。

また、部屋が狭くて床に置くスペースがない、配線がごちゃつくのが気になる、子供やペットがいたずらしないか心配といった悩みも聞かれます。

この記事では、そういった悩みを抱える方に向けて、Wi-Fiルーターを壁掛けにする方法や収納アイデアを詳しく解説します。ダイソーやセリアといった100均のアイテムを使ったおしゃれなDIYアイデアから、バッファローなどのメーカーの製品を活用した方法まで、様々な角度から情報を提供します。

賃貸でも壁に穴開けない方法や、磁石や金具、フックを使った便利な収納アイデアも紹介します。

この記事でわかること

  • Wi-Fiルーターを壁掛けで設置する際の注意点
  • 賃貸でも可能なルーター壁掛けの方法
  • 100均や身近なアイテムでできるDIYアイデア
  • 壁掛け収納に役立つおすすめアイテムと選び方
目次

Wi-Fiルーターのルーター 壁掛け方法

ルーターを壁に浮かせる収納のメリット

ルーターを壁に浮かせて収納することで、様々なメリットが得られます。

まず、清掃が非常に楽になることが挙げられます。床に置いていた場合、ルーターや配線周りにホコリが溜まりやすく、掃除のたびに機器を持ち上げる手間がかかります。壁に設置すれば、床のお掃除ロボットもスムーズに動くので、日々の掃除が効率的になるでしょう。

次に、機器の安全性と機能性が向上します。ルーターは熱に弱い精密機器ですが、床に置くとホコリが溜まりやすく、熱がこもる原因になります。浮かせることで通気性が確保され、放熱しやすくなります。加えて、小さな子供やペットが機器に触れたり、コードに引っかかって転倒したりするリスクを減らすことにも繋がります。

さらに、空間を有効活用できる点も大きなメリットです。床や棚の上の限られたスペースを占有することなく、壁というデッドスペースを活用してルーターを設置できます。これは特に、狭い部屋や収納スペースが少ない家庭にとって、非常に有効な収納方法と言えます。

壁掛けルーターの最適な設置場所

快適な通信環境を維持するためには、ルーターの設置場所に注意が必要です。

ルーターは、本体を中心に360度方向に電波を発信しています。このため、床に直接置いてしまうと、電波が床に反射し、部屋全体や遠くまで届きにくくなります。

ルーターを壁掛けで設置する際は、床から1〜2mほどの高さに設置するのがポイントです。高い位置に設置することで、Wi-Fiの電波が繋がりやすくなり、インターネットや動画、ゲームなどを快適に楽しむことができます。

ただし、設置する際は、揺れなどでルーターやモデムが落下し怪我をしないよう、しっかりと本体を固定するように注意してください。

また、ルーターは熱を発するため、直射日光が当たる場所や、熱がこもりやすい場所は避けることをおすすめします。熱がこもりすぎると、故障や不具合の原因になるため、できるだけ日の当たらない場所へ壁掛けしてあげましょう。

賃貸でもできる穴開けない方法

賃貸住宅に住んでいる方にとって、壁に穴を開けることは大きな懸念点です。しかし、穴を開けずにルーターを壁掛けする方法はいくつかあります。

例えば、粘着式のフックやテープを利用する方法です。セリアなどで販売されている「壁にスッキリ収納できる両面テープフック」を使えば、壁に穴を開けることなく簡単にルーターを壁掛けできます。粘着力が強力なため、ルーター本体と壁にフックを取り付けるだけでしっかりと固定できます。

剥がす際に壁に傷が付くのが心配な方は、フックを取り付ける前にマスキングテープを貼るのが良いでしょう。ただし、凹凸のある壁では粘着力が十分に発揮されない可能性があるため、注意が必要です。

また、ホッチキスで壁に固定する「壁美人」という商品も選択肢の一つです。ホッチキスの針は非常に小さく、壁に開く穴が目立ちにくいのが特徴です。ホッチキスで固定すると聞くと耐久性に不安を感じるかもしれませんが、商品によっては重いものにも対応しており、ルーターの重さであれば問題なく設置できるでしょう。

さらに、天井と床でつっぱるタイプの棚や、ディアウォールのようなアイテムを使う方法も効果的です。これらは壁に直接固定しないため、壁を傷つけずに棚を設置でき、ルーターの収納場所を確保できます。

100均アイテムで簡単DIY

100均のアイテムを組み合わせて、安価にルーターの壁掛け収納をDIYすることも可能です。

例えば、ダイソーのアイアン棚は、高さが違う棚が2段になっているため、モデムとルーターを分けて置くことができます。黒いアイアン素材がおしゃれな雰囲気を演出し、六角形の形状もデザイン性が高いと人気です。

セリアやキャンドゥでも、ワイヤーラティスやクイックラックといったアイテムが手に入ります。ワイヤーラティスは、結束バンドを使えばルーターのサイズに合わせて形を調整でき、配線もスッキリとまとめられます。キャンドゥのクイックラックは、付属のピンで棚を簡単に設置できるのが魅力です。

幅や長さがルーターとモデムをコンパクトに置くのに適しており、L字コーナーにも取り付けられるので、部屋のデッドスペースを有効活用できます。長方形のウォールラックはダイソーにもありますが、キャンドゥの方が耐荷重が大きいため、より安定感を求める方におすすめです。

磁石やフックを活用した収納

磁石やフックを活用すると、ルーターをスマートに壁掛けできます。例えば、ルーター本体の背面にあるフック穴を利用すれば、壁に取り付けたフックに引っ掛けるだけで簡単に設置が完了します。ルーターの重量とフックの耐荷重を事前に確認し、安全に設置することが重要です。

また、マグネット式のフックや収納アイテムも増えています。冷蔵庫や金属製の家具の側面に磁石で固定するタイプであれば、壁に穴を開けずにルーターを設置できます。一部のルーター収納ボックスには、磁石で壁に取り付けるタイプも販売されており、平らな壁であれば穴を開けることなく設置できるので便利です。

金具でしっかり固定する方法

ルーターを壁にしっかりと固定したい場合は、金具やネジを使う方法がおすすめです。多くのウォールシェルフには、壁に取り付けるための金具や専用のピンが付属しています。これらの金具は、ルーターやモデムだけでなく、観葉植物や雑貨などを一緒に飾る場合でも、十分な耐荷重を確保できるものが多いです。

無印良品の「壁に付けられる家具棚」は、付属の専用固定ピンを使えば石膏ボードの壁にしっかりと取り付けられます。このアイテムは壁にぴったりと隙間なく取り付けられるため、安定感がある点が嬉しいポイントです。ただし、石膏ボード以外の壁に使用する場合は、別途木ネジを用意する必要があるため、事前に自宅の壁の素材を確認するようにしてください。

ニトリやIKEAでも、様々なデザインの金具付きウォールシェルフが販売されており、インテリアの雰囲気に合わせて選ぶことができます。

ルーター 壁掛け収納に役立つおすすめアイテム

おしゃれに見せる収納アイデア

ルーターをインテリアの一部として見せたい場合は、デザイン性の高い収納アイテムを選ぶのが効果的です。例えば、ニトリのウォールシェルフ「シチーナ」や「ベカ」は、スチール製のアイアン素材がカジュアルでおしゃれな雰囲気を演出します。手前に枠があることで、落下防止にもなりますし、S字フックを掛けてドライフラワーなどを吊るせば、ルーター周りが素敵なインテリア空間に変わります。

IKEAの「HEDEKAS ヘーデカス」は、見た目がおしゃれなだけでなく、上部にルーターを置ける棚があり、下段には好きな雑貨や写真、観葉植物などを飾って楽しめます。ニトリや無印にはない可愛らしいデザインで、お部屋の雰囲気をぐっとおしゃれにしてくれるでしょう。

また、木製のウォールシェルフは、温かみのある雰囲気を作り出し、どんな部屋にも馴染みやすいです。配線を目立たなくする工夫と合わせて、ルーターをあえて見せる収納として活用することもできます。

バッファロー製品の壁掛け対応

多くのWi-Fiルーターには、壁掛け設置がしやすいように、本体の背面にフック穴や専用のスタンドが付属しています。バッファローのルーターも例外ではありません。

例えば、一部のWSRシリーズなど、スリムなデザインのモデルは、付属のスタンドやフック穴を利用して、縦置きだけでなく壁掛けにも対応しています。

新しいルーターの購入を検討している方は、壁掛けに対応しているかどうかを事前に確認すると良いでしょう。壁掛け対応モデルであれば、専用の金具やネジで簡単に設置でき、ルーターを浮かせることで電波の届く範囲を広げることができます。

さらに、ルーターを買い替える際に便利な「スマート引っ越し機能」や「無線引っ越し機能」を搭載しているモデルも多いため、設定の手間を省きたい方におすすめです。

ルーターを隠す収納アイデア

ルーターの生活感を完全に消したい場合は、隠す収納が最も有効です。専用のルーター収納ボックスは、本体や配線をすっきりと隠すことができます。山崎実業の「重ねられるスリム蓋付きルーター収納ケース」のように、薄型でテレビ裏にも設置できるアイテムは、場所を選ばず使える点が便利です。

また、アンテナ付きのルーター用に、アンテナ部分だけを出せるように設計された収納ケースも販売されています。

家具を活用するのも良いアイデアです。キャビネットやリビングボード、カラーボックスの背板を外して収納する方法は、見た目がすっきりするだけでなく、他の家具との統一感も生まれます。無印良品の「やわらかポリエチレンケース」や「ファイルボックス」なども、ルーターや配線をまとめるのに役立ちます。

ただし、熱がこもらないよう、通気性の良い場所や、開口部がある収納を選ぶことが大切です。また、電波の干渉を避けるため、金属製の家具は避けるようにしましょう。

配線のごちゃつきを解消するヒント

ルーターを壁掛けにしても、配線がごちゃついていると見た目が悪くなってしまいます。これを解消するためには、配線を隠すアイテムを併用することが重要です。

配線カバーやモールを使えば、壁に沿わせてコードをすっきりと隠すことができます。壁の色に合わせたカバーを選べば、さらに目立たなくなるでしょう。

また、結束バンドやクリップを使ってコードを束ねるだけでも、見た目は大きく改善されます。壁掛けシェルフの下部にコードを流す場合は、結束バンドでまとめてシェルフの裏側に隠したり、ケーブルボックスに電源タップと一緒に収納したりすることで、よりスマートな印象になります。

これらの工夫をすることで、ルーター周りの見た目を大きく向上させることが可能です。

ルーター壁掛け収納で快適な暮らしへ

  • 床に直置きせず、壁に浮かせることでホコリやペットのいたずらから機器を守れる
  • ルーターは床から1〜2mの高さに設置すると電波が部屋全体に届きやすくなる
  • 直射日光や家電製品の近くは電波干渉や機器の故障の原因となるため避ける
  • 賃貸でもホッチキスや粘着式フック、突っ張り棒などで穴を開けずに設置可能
  • ダイソーやセリアの100均アイテムを使って安価にDIYできる
  • 磁石やフックを活用すれば、さらに手軽に壁掛け収納を実現できる
  • 専用の金具やネジを使えば、ルーターを壁にしっかりと固定できる
  • ニトリや無印良品のウォールシェルフは、インテリア性を高めつつルーターを収納できる
  • 山崎実業の収納ケースなど、専用アイテムを使えば見た目もすっきり
  • キャビネットやカラーボックス、テレビ裏など、既存の家具を有効活用して隠す収納も可能
  • バッファローなど、一部のルーターは壁掛け設置を前提とした設計になっている
  • 配線カバーや結束バンドを併用すると、ごちゃつきが解消され見た目が良くなる
  • 隠す収納でも、通気性を確保し熱がこもらないように配慮する必要がある
  • ルーター周りの整理整頓は、部屋を広く見せる効果も期待できる
  • 適切なルーター壁掛けで、見た目だけでなく通信環境も改善できる
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